昨日は朝3時に起きて4時には家を出た。
日中のカンカン照りでは日が水の奥深くまで射し込み、釣りにならない。夏の渓流釣りは朝が勝負だ。(と言いながら釣果がなければ昼近くまで粘ってしまうのだが)
相模湖ICで下りて勝瀬橋を渡り、いつものように県道520号線から県道76号線に入る。車でもバイクでも何十回と通った。ヘアピンカーブもある峠道なのだが、もう道筋は覚えてしまっていて、コンビニで買ったサンドイッチを頬張り珈琲を飲みながら走っても危うさはない。
県道76号線は不思議と何度通っても飽きない。季節ごとに違う風景を見せてくれる。ついこの間は桜で目を楽しませてくれたが、この季節は道路脇に紫陽花の花が咲く。
紫陽花はカンカン照りの下で観るより朝靄の中で観た方がきれいかも知れない。
昨日向かった場所は、山女魚の釣場としては下流域になる月夜野だ。以前にも触れたが道志川は上流域が里川の渓相で、下流域が深い谷底を流れている。お日さまが真上に来てしまえば条件は同じだが、午前中は日陰が多く上流域よりは山女魚の警戒心も低い。(と思う。)
もっと上流の川端キャンプ場のある七滝・大室指辺りがお気に入りの区間ではあるが、谷が浅く日が水中に射し込む時間が長い。
月夜野キャンプ場から大渡キャンプ場までの区間は深い谷底だ。道志川はこの辺りで大きく蛇行していて渓相もいい。
月夜野キャンプ場はとても静かなキャンプ場だ。子供達が小さな頃、川端キャンプ場と並んでよく来た場所だ。
3月の解禁からずっと気になりながらも何で来なかったかと言うと、国道413号線からキャンプ場まで下る道に不安があったからだ。細く急角度の上にカーブが多い。
四駆に乗っていた時には普通に上り下りしていたのだが、僕のステーションワゴンは車高が低い上にロングボディだ。上りはなんとかなりそうだが、下りはバンパー下を擦るかも知れない。擦るだけならいいが、スタックして亀状態になったら、ひとさまに迷惑を掛ける。因みにレッカー車の進入は不可能だろう。
でも懐かしさと釣り人根性で思い切って下ることにした。
最初のカーブが見えて来た。左いっぱいに寄せてから大回りしないと、このカーブは曲がり切れない。谷底のキャンプ場に辿り着くまでに、こんなカーブが5-6回続く。
カーブを曲がる時に車の接触危険を知らせる警告音が鳴り続けていたが、なんとかキャンプ場に着いた。
早朝なので受付はまだ開いていない。駐車場に車を停めダッシュボードの上にフロントガラス側から見えるように”駐車料金は後ほどお支払します。”と大書きした紙を載せた。着替えを済ませ入渓する。
懐かしい場所だ。幾たびもの大水で渓相はかなり変わったが、目印の大石はそのままだ。ご無沙汰と呟いてみた。
下流方向を眺める。釣りに夢中になっていて、ふと振り向くと水着姿の息子がすぐ横に座っていた。あれはもう15年以上前の夏だ。(齢を取ると想い出ばかりが増える。)
対岸に渡る木橋は流された後架け直されていないようだ。左岸は通らずだが、右岸の獣道を暫く下ると神ノ川との合流点まで行けた。
釣りの仕掛けのセットも終わった。上流へ遡行を開始する。
懐かしい大淵、ここでとんでもない数釣りをしたことがあった。崖側は昔のままだが、左岸の様子は大きく変わったようだ。淵にも大分砂が溜まっている。
見切って竿を入れず、更に上流に移動することにした。
追伸
大渡キャンプ場の下まで釣り上がった後、再び月夜野キャンプ場まで釣り下って来た。結局午後2時近くまで同じ区間で粘ってしまった。
キャンプ場に戻ったが、昨日は本当に空いていて僕の車だけがぽつんとあった。
駐車料金を払いに受付に寄る。キャンプ場のおばちゃんは十数年経っても昔のまま若かったので、なんとなく嬉しくなった。
A river runs through it.
日中のカンカン照りでは日が水の奥深くまで射し込み、釣りにならない。夏の渓流釣りは朝が勝負だ。(と言いながら釣果がなければ昼近くまで粘ってしまうのだが)
相模湖ICで下りて勝瀬橋を渡り、いつものように県道520号線から県道76号線に入る。車でもバイクでも何十回と通った。ヘアピンカーブもある峠道なのだが、もう道筋は覚えてしまっていて、コンビニで買ったサンドイッチを頬張り珈琲を飲みながら走っても危うさはない。
県道76号線は不思議と何度通っても飽きない。季節ごとに違う風景を見せてくれる。ついこの間は桜で目を楽しませてくれたが、この季節は道路脇に紫陽花の花が咲く。
紫陽花はカンカン照りの下で観るより朝靄の中で観た方がきれいかも知れない。
昨日向かった場所は、山女魚の釣場としては下流域になる月夜野だ。以前にも触れたが道志川は上流域が里川の渓相で、下流域が深い谷底を流れている。お日さまが真上に来てしまえば条件は同じだが、午前中は日陰が多く上流域よりは山女魚の警戒心も低い。(と思う。)
もっと上流の川端キャンプ場のある七滝・大室指辺りがお気に入りの区間ではあるが、谷が浅く日が水中に射し込む時間が長い。
月夜野キャンプ場から大渡キャンプ場までの区間は深い谷底だ。道志川はこの辺りで大きく蛇行していて渓相もいい。
月夜野キャンプ場はとても静かなキャンプ場だ。子供達が小さな頃、川端キャンプ場と並んでよく来た場所だ。
3月の解禁からずっと気になりながらも何で来なかったかと言うと、国道413号線からキャンプ場まで下る道に不安があったからだ。細く急角度の上にカーブが多い。
四駆に乗っていた時には普通に上り下りしていたのだが、僕のステーションワゴンは車高が低い上にロングボディだ。上りはなんとかなりそうだが、下りはバンパー下を擦るかも知れない。擦るだけならいいが、スタックして亀状態になったら、ひとさまに迷惑を掛ける。因みにレッカー車の進入は不可能だろう。
でも懐かしさと釣り人根性で思い切って下ることにした。
最初のカーブが見えて来た。左いっぱいに寄せてから大回りしないと、このカーブは曲がり切れない。谷底のキャンプ場に辿り着くまでに、こんなカーブが5-6回続く。
カーブを曲がる時に車の接触危険を知らせる警告音が鳴り続けていたが、なんとかキャンプ場に着いた。
早朝なので受付はまだ開いていない。駐車場に車を停めダッシュボードの上にフロントガラス側から見えるように”駐車料金は後ほどお支払します。”と大書きした紙を載せた。着替えを済ませ入渓する。
懐かしい場所だ。幾たびもの大水で渓相はかなり変わったが、目印の大石はそのままだ。ご無沙汰と呟いてみた。
下流方向を眺める。釣りに夢中になっていて、ふと振り向くと水着姿の息子がすぐ横に座っていた。あれはもう15年以上前の夏だ。(齢を取ると想い出ばかりが増える。)
対岸に渡る木橋は流された後架け直されていないようだ。左岸は通らずだが、右岸の獣道を暫く下ると神ノ川との合流点まで行けた。
釣りの仕掛けのセットも終わった。上流へ遡行を開始する。
懐かしい大淵、ここでとんでもない数釣りをしたことがあった。崖側は昔のままだが、左岸の様子は大きく変わったようだ。淵にも大分砂が溜まっている。
見切って竿を入れず、更に上流に移動することにした。
追伸
大渡キャンプ場の下まで釣り上がった後、再び月夜野キャンプ場まで釣り下って来た。結局午後2時近くまで同じ区間で粘ってしまった。
キャンプ場に戻ったが、昨日は本当に空いていて僕の車だけがぽつんとあった。
駐車料金を払いに受付に寄る。キャンプ場のおばちゃんは十数年経っても昔のまま若かったので、なんとなく嬉しくなった。
A river runs through it.
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