路上日記 SEASON IV

ジムニーシエラで、白州の山荘と真鶴の部屋を行き来する隠退おやじが綴る日記です。 過ぎ去って行く季節に打ち寄せる月日に、そして愛すべき戦士と僧侶と画家たちにこの物語を捧げます。

2021年04月

雨は夜中に止んだ。今朝は快晴だ。皆がまだ眠っている間に、じいじは切れかかった電球の交換や、作業道具の手入れ、セメントを使ってのピザ窯の補修を始めたのだが、大きい方の孫が起きてしまった。何だか騒ぎながら着替えを済ませたようだが、庭に出て来た。作業を中断した ...

お上から訳の分からない規制ばかりされるので、連休中は一家で白州の山荘に疎開をすることにした。息子は土曜日に追い掛けて来るので、今日は孫二人と息子の嫁さんと、ばあばとじいじで移動だ。ステーションワゴンが荷物で一杯になった。エンジンを掛けると後輪のサスが伸び ...

さっき走っている時に、横を走るキャリアカーを孫は見つめていた。今、談合坂SAをじいじとお散歩中。あ、やばいトミカの販売コーナーがある。え、じいじ、僕要らないよ。それ持っているし。あれ、大人になったな。じいじ、これが欲しい。。。初めから狙いをつけていたようだ ...

久々にモルトウイスキーを飲んだ。J & Bの原酒のノッカンドオだ。香りはヘザーハニー、デーツ、麦芽、徐々にビターオレンジ。微かにスモーキー。味は甘辛のバランスが取れていて、後口はドライ。オンザロックにするとクリーミーになる。 ...

・局沢川という川があった麹町台地で甲州街道より南にあるめぼしい坂は、中坂・貝坂・諏訪坂・いちょう坂・清水谷坂・紀尾井坂だけれど、見慣れた坂なのでスキップすることにした。半蔵門を右手に見ながら、甲州街道の北側に移動する。麹町1丁目の角を右折する。永井坂(長 ...

ポタリングの対象場所が、漸く四谷台地から麹町台地に移った。●先ず隗より始めよ僕の事務所は確かに赤坂見附駅の近くにあるのだが、考えてみれば住所は永田町で、事務所は麹町台地の南端近くに根方にある。(麹町台地の本当の南端は首相公邸の建つ丘だ。)先ず隗より始めよ ...

恐縮ながら40年以上前の話をする。新宿駅東口には歌舞伎町という一大歓楽街がある。南は新宿通りから靖国通りを跨ぎ、北は職安通りまで繁華街が拡がっている。学生の頃、色々なアルバイトをしたいと思っていたし、実行した。その一つに喫茶店のフロア係があった。(カウンタ ...

●外苑東通り北側に回り残した坂があった。新五段坂(長さ115m、高低差12m)を北に向かって上がる。右手は防衛省だ。外苑東通りの西側に渡る。女子医大通りをやり過ごして、最初の路地に入る。児玉坂(長さ45m)かつて陸軍大将 児玉源太郎の邸宅が付近にあった。薬王寺坂( ...

●曙橋界隈靖国通り沿いに東に戻ると、やがて曙橋と合羽坂が見えて来る。曙橋は靖国通りの上を外苑東通りが跨ぐ為に跨道橋だ。開通したのは1957年で、この橋の完成により四谷・牛込間の往来は非常に円滑となった。Wikiで曙橋のことを調べていたら、次の説明文で少し固まった ...

●市谷崖線を辿る外堀通り沿いに南西に進む。庾嶺坂(ゆれいざか)、長さ120m、高低差9m。江戸初期、この坂の辺りが美しい梅林であったため、二代将軍秀忠が中国江西省の梅の名所大庾嶺に因み命名したと伝えられる。この坂の上に神楽坂若宮八幡神社がある。逢坂(おうさか) ...

大久保通りで四谷台地の東端まで移動した後、坂巡りを始めた。僕が勝手に設けた境界線では、筑土八幡神社は四谷台地側ではなく、牛込台地側だけれど、近辺の地名の元にもなっている神社でもあるので、参詣することにした。これは電チャリでは上れない。女坂は存在しないよう ...

牛込とはどこか?牛込は東京都新宿区の一地域で、かつての東京市牛込区の範囲を指す。神楽坂や市谷および早稲田が牛込地域に該当する。では、牛込台地はどこからどこまでか?四谷台地との境界線はどこか?と訊かれると答は少し難しい。牛込台地も四谷台地も、武蔵野台地の東 ...

ポタリングに出掛ける時に筆記具は不要だとは思うのだが、若い時からの癖で外出時には必ず手帳とペンを持ち歩く。帰宅した時にリュックの中を見たら、使い慣れたゲルインキボールペンが無くなっていた。外で取り出していないのだが、何かの拍子でリュックから飛び出てしまっ ...

●荒木町の窪地”摂津守”の正しい読み方は”せっつのかみ”ではなく”つのかみ”だ。新宿通りの北側に移動して津之守坂に入る。津之守坂は”つのかみざか”と読む。この坂の西側の荒木町一帯は、江戸時代には美濃国高須藩 松平摂津守の上屋敷だった。”摂津守”は”つのか ...

四谷台地と麹町台地の間には、外濠があるので明確に境界が判る。一方で四谷台地と赤坂台地の境界は曖昧だ。四谷・赤坂台地とグルーピングせず、四谷・麹町台地とか赤坂・麻布台地とグルーピングするんだろう。と言う素朴な疑問はある。まあ台地は以前から存在して、後から人 ...

四谷界隈をポタリング中、一丁目の路地に電チャリを停めた。「たいやき わかば」で鯛焼きを5匹買った。買った後、コロナ禍の中商いはどうなんだろうと暫く店頭を眺めていた。女性しか買いに来ないかと思ったら、男性でも結構甘党がいることが解った。女の子達の中には買って ...

自分では気付かなかったのだけれど、蕎麦屋に入ると僕は鴨せいろ、鴨汁蕎麦、鴨南蛮を注文することが圧倒的に多いらしい。う~ん、4割までは行かないんじゃないかと思うのだが、別途鴨肉を注文する場合も入れると5割を越えるかも知れない。亀山湖畔 「上総屋 京兵衛」宮ケ瀬 ...

昼食を済ませた後は、麻布十番大通りを一旦西の端まで行って、崖線の存在を確かめた。●麻布台地崖線の下にやたらに小さな寺が多い。崖線を右手に眺めながら、狸坂の坂下に辿り着いた。狸坂(長さ130m)狸坂を上がって高級住宅街を抜けると、広い四叉路に出合う。左手が暗闇 ...

ポタリングで坂を上ったり下ったりしていたので、11時過ぎにはお腹が空いて来た。鳥居坂を下って麻布十番に到着したのが11時半前、そろそろお店が昼の営業を開始する頃だ。我ながら段取がいいなと自画自賛する。「更科堀井総本家」の前に11時半丁度に到着した。麻布十番の更 ...

乃木坂と言うのは、都道319号線 外苑東通り自体の緩い傾斜のことで間違いはないのだけれど、この齢になっても何だか合点が行かない。乃木神社の脇を外苑西通りから、赤坂通りに弧を描くように下る坂道こそ乃木坂と呼ぶべきではないかと思っている。4月22日注記:よくよく調 ...

武蔵野台地の崖線や坂が面白くて、あちこちポタリングしている。目白台地、本郷台地、牛込台地、目黒台地、久が原台地と回って来たのだけれど、気が付いたら、割と身近にある四谷・麹町台地や赤坂・麻布台地の坂巡りはしていないし、南の芝・白金台地、高輪台地も取り零して ...

存在自体はずっと前から知っていたが、初めて忍野八海を訪れたのはつい最近で、7年前のことだ。富士山の湧水で出来た池が八つあり、纏めて八海と呼ばれる。ふむふむ、富士五湖のミニチュア版なんだと、あの時は適当に理解した。湧池や中池の湧水の美しさに心惹かれて、あん ...

昨日のツーリングでは、昼食の場所は富士吉田の「浜っ子」を予定していたのだけれど、えらく混んでいたので川向うの「うなよし」という鰻屋に入った。僕は前の晩に冷凍うなぎを食べていたので、最初は躊躇していたのだが、皆に押し切られた。飛込みで入った店で期待していな ...

昨日の走行距離は288Km、仲間8台で新緑の中を走った。年初から定例ツーリングに予定を合わせられず、今年に入っての初参加だった。張り切り過ぎて、中央自動車道 石川PAに待ち合わせ時間の1時間前に到着してしまった。ここのところずっと自転車に乗っているので、バランス感 ...

以前、ふるさと納税の礼品で貰った冷凍パックの鰻を電子レンジで解凍した。悪くはないがやっぱりフワフワ感がない。背開きではあるけれど、この蒲焼は関西風だ。蒸していない。よくよく考えると、蒸した江戸前の鰻は冷凍パックに馴染まないんだろうね。なんて思っていた。今 ...

代沢一丁目から大山交差点に戻るのに、都立国際高校や駒場野公園の前を通り、駒場東大前駅近くの踏切を渡って、駒場通りに入る。この辺は高低差が結構激しい。駒場公園の辺りまで来てしまうと、道はとても平坦になる。この辺は都内屈指の高級住宅街だと思う。やがて東北沢駅 ...

やがて淡島通りに合流する。台地の中腹を東西に貫いているが、淡島通り自体にも傾斜がある。北に向かう道に入る。「東京23区 凸凹地図」では、この道はかつて川だった筈なのだが、坂道もあり本当なのか疑う。道を一本間違えているのかも知れない。だが東西から下って来る坂 ...

北沢川緑道から代沢三差路に戻り、東に進む。気持だけは崖線の根方を辿っているつもりでいる。例に漏れず崖線の上下には寺社が存在する。森厳寺に到着した。この寺は崖線の根方にある。かつて寺の西側に森厳寺川が流れていたようだ。この川の水源は井の頭通りに面する北沢中 ...

ダイダラボッチの窪地の見学を終えてた後、帰宅しようと思ったのだけれど、気が変わった。もう昼休みは終わろうとしているが、朝4時から働いていたので、昼休みを多少長く取っても罪悪感はない。鎌倉街道で井の頭線の踏切を渡り、そのまま南下して崖線を探すのだが、どうも ...

僕が通った坂下の小学校の正門前には文房具店があったが、その裏手にはたぬき山と呼ばれる小さな丘があった。この丘の左右の根方に坂道があり、日に寄って帰宅の際に左側の坂を上ったり、右側の坂を上ったりした。今ではたぬき山は崩されすっかり住宅地になっている。坂は未 ...

仕事の山場を越えたので、今日は昼食を食べに外出した。どこに行こうか思案しながら電チャリで移動する。遊歩道脇にはもう藤の花が咲いていた。あんまりトロトロしていると昼休み時間が終わってしまう。笹塚の十号通りに入った時に、一軒の中華そば屋のことを思い出した。十 ...

今日も元気だ。煙草がうまい。コロナ禍は僕にとってはお伽噺のようなものなのだけれど、ふと我に返ると在宅勤務は続いている。この頃はスーパーに行くのが楽しい。どの棚に何があるのかも把握している。でも時々レイアウトが変わったり、見慣れない商品が並んでいたりする。 ...

静嘉堂文庫美術館を出た後は、馬坂を上がって瀬田四丁目の坂や寺社を回ろうと思った。馬坂(長さ130m、高低差15m)を上り切ったところで、急にトイレに行きたくなった。坂上の旧小坂住宅跡に見学者用のトイレがあると思い、中に入った。見学路は開放されていたが、トイレの ...

世田谷通りから仙川沿いに南下する。中之橋で暫く仙川の流れを眺めた。堰が幾つもあり結構水量もある。橋を渡って暫くすると四叉路に出た。正面に庚申塔左手は愛宕坂(長さ140m、高低差13m)右手は座頭ころがし坂(長さ230m、高低差17m)。残酷な名前だが緩やかな坂だ。庚申 ...

武蔵野台地の南端は多摩川の北岸近くだ。立川崖線は北西から南東にほぼ多摩川の流路に沿って延びる。立川崖線 40Kmの半分位の距離付近の北側からは、国分寺崖線がやはり北西から南東に延びている。イメージ喚起の為にもう少し書くと、立川崖線はJR青梅線 青梅駅付近から調布 ...

久々に煮干しラーメンを食べることにした。中華そばはやっぱり鶏ガラ出汁だ、煮干し出汁はどうなんだろうだろうと、何時も言っているが、「蘭鋳(らんちゅう」にも「児ノ木(ちごのき)」にもわざわざ行っているし、本当は饅頭怖いじゃないのか。と突っ込まれそうだ。煮干し ...

どうしても顔を直接合わせて話す必要のある打合せが二つ程あったので、午後から赤坂の事務所に出社した。夕方5時過ぎに事務所を出た。行きも帰りも電チャリだ。帰路、外苑前経由で千駄ヶ谷に抜けた。いちょう並木の若葉がとてもきれいだった。秋の紅葉に負けない。 ...

かみさんは旅行で留守だが、外食しないでちゃんと夕飯を自分で作っている。ご飯はちゃんと酢飯にしてある。味噌汁は具たくさんの食べる味噌汁だ。 ...

昨日の午後からかみさんが友達と京都旅行に出掛けた。ラッキー、久々の独身生活だと思っていたのだが、何だか急に忙しくなった。食事の時以外は書斎に籠って、メールとWEB会議の連続だった。プリズナー状態だよな、「俺はここから出られない」なんて柳ジョージの歌の歌詞な ...

笹塚の駅前から北に向かって、曲がりくねった道の商店街がある。かなり狭い道だが、逆に車が通れないのでぼ~として歩いていても大丈夫な商店街だ。”十号通り”という名称は、交差する水道道路(かつての玉川上水新水路)に架かっていた十号橋に由来する。隣の幡ヶ谷の六号 ...

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